進学先の特定と同じく熱い関心を集めているのが、齊藤京子は大学を卒業したのか、それとも中退したのかという問題です。この謎を紐解く最大の鍵は、けやき坂46(ひらがなけやき)時代に彼女自身が公式ブログに綴っていたリアルタイムの記述に隠されています。
齊藤京子がオーディションに合格したのは2016年5月、ちょうど大学1年生の春でした。加入当初の2016年から2017年にかけてのブログには、「大学のテスト勉強に追われている」「大学の友達とお昼ご飯を食べた」「レポートの締め切りが大変」といった、ごく普通の女子大生らしい日常の苦労が率直に書き留められていました。睡眠時間を削りながら深夜まで課題に向き合い、翌朝早くから握手会やダンスレッスンに駆けつける様子は、当時のファンにも強い印象を残しています。
しかし、潮目が大きく変わったのが2018年後半から2019年にかけての過渡期です。グループは「日向坂46」へと改名し、2019年3月にシングル『キュン』で鮮烈なメジャーデビューを飾りました。歌番組への連日の生出演、バラエティ番組『日向坂で会いましょう』での奮闘、大規模な全国アリーナツアー、そして雑誌専属モデルとしての稼働など、齊藤京子を取り巻くスケジュールは文字通りの殺人的過密状態へと突入します。これと軌を一にするように、ブログから「大学」「授業」「試験」といった単語が完全に姿を消しました。
そして決定打となったのが2020年3月の節目です。順調に4年間で履修を終えていれば卒業を迎えるはずのこの春、グループ内でも大学を卒業した他のメンバー(佐々木久美など)はブログやインタビューで晴れやかに「大学卒業」を報告し、ファンから祝福を受けていました。しかし、齊藤京子からは大学卒業に関する言及や袴姿の報告は一切行われませんでした。この「不自然なほどの沈黙」こそが、芸能活動の多忙化に伴い、途中で大学中退という苦渋の決断を下したことを物語る最も客観的な証左と受け止められています。