寒天とゼラチンの違いを徹底検証!代用で失敗する理由と使い分け

寒天とゼラチンの違いを徹底検証!代用で失敗する理由と使い分け

寒天とゼラチンの違いを徹底検証!代用で失敗する理由と使い分けにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

製菓の現場では、寒天とゼラチンに加えて、海藻抽出物とマメ科の種子から作られる「アガー」も頻繁に用いられます。それぞれの性質の違いを客観的数値データで整理しました。

比較項目寒天(粉寒天・棒寒天)ゼラチン(粉・板)アガー主原料海藻(テングサ、オゴノリ)動物の皮・骨(豚、牛)海藻抽出物・マメ科種子主要栄養素食物繊維(約80%)タンパク質(約85%)食物繊維・炭水化物溶解する温度90〜100℃(沸騰維持が必要)50〜60℃(沸騰厳禁)80〜90℃(熱湯で溶解)固まる温度帯35〜40℃(常温で凝固)15〜20℃以下(冷蔵必須)30〜40℃(常温で凝固)溶け出す温度約85℃以上(夏場も常温放置可)約25℃以上(体温で溶ける)約60℃以上(常温で崩れない)食感・口当たりほろほろ・歯切れがよいぷるぷる・滑らかな口溶けツルンとみずみずしい透明感適した料理・菓子水羊羹、あんみつ、錦玉羹ムース、ババロア、濃厚プリンフルーツゼリー、水信玄餅

表から読み取れる通り、寒天とゼラチンは固まる温度・溶け出す温度が完全にズレています。ゼラチンの融点は人間の体温に近い約25℃前後であるため、「口に入れた瞬間にフワッととろける極上の口当たり」を演出できます。しかしその反面、夏の室温に放置すると液状に戻ってしまうという弱点があります。一方の寒天は85℃以上にならないと溶けないため、お弁当に入れる惣菜の煮こごりや常温保存の和菓子には無類の強さを誇ります。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。