サイズ選定における最大の地雷が、昭和・平成初期の感覚で選んでしまう「B5サイズ」の連絡袋です。小学校連絡袋のA4とB5の比較を行う際、現在の教育現場におけるペーパーレス化と配布物の実情を正しく把握しておく必要があります。
現役の公立小学校教諭は、配布物の実態について次のように実情を明かします。
「学校連絡網アプリが普及した現在でも、健康観察票、学年だより、PTAの集金関係、自治体からの各種検診票など、児童が物理的に持ち帰る紙書類は依然として膨大です。そして、学校現場で配られるプリントの95%以上はA4サイズです。B5の連絡袋を持参しているお子さんは、配布されたプリントを自分で半分に折って入れなければならず、帰宅時に袋の中でクシャクシャに丸まっていたり、奥に押し込まれて保護者の目に留まらなかったりするトラブルが頻繁に起きています」
新1年生にとって、ランドセルから連絡袋を取り出し、その場でプリントをきれいに2つ折りにしてしまい、再びファスナーを閉めるという一連のマルチタスクは決して容易ではありません。小学校連絡袋のサイズはA4、それもA4クリアホルダーが余裕を持ってそのまま入る「幅235mm×高さ340mm」前後のオーバーサイズ設計を選ぶことが、家庭と学校をつなぐ情報伝達エラーを防ぐ最低防衛ラインと言えます。