デビュー直前に仲間を失った衝撃は、残されたメンバーの心に計り知れない傷を残しました。小林梓さんは極度の精神的ショックから体調を崩し、デビュー直後にグループを脱退。りんねさんはたった1人でステージに立ち続け、柳原さんの遺志を継ぐ形で活動を継続しました。
デビュー曲となった『二人の北海道』は発売中止も検討されましたが、遺族の強い希望もあり、ジャケット写真や音源に柳原さんの歌声と姿を残したまま、予定通りリリースされました。発売日には各地で柳原尋美さんの追悼セレモニーや献花が行われ、ハロー!プロジェクトのコンサートでも黙祷が捧げられました。
その後、カントリー娘。は里田まいさんやあさみさん、みよこさんの加入、モーニング娘。メンバー(石川梨華さん、藤本美貴さんら)とのコラボレーションを経て成長を遂げ、2014年には「カントリー・ガールズ」(プレイングマネージャー:嗣永桃子さん)へと継承されました。形態を変えながらも、原点に柳原尋美さんというかけがえのない少女が存在した歴史は、今なおファンの胸に深く刻まれています。