五色を訪れる初心者が最も陥りやすい落とし穴が、「アメニティの有無」に関する勘違いです。スーパー銭湯の感覚で手ぶらで入館すると、浴場内に備え付けのボディソープやリンスインシャンプーが設置されていない現実に直面することになります。
五色はあくまで公衆浴場基準で運営されているため、石鹸やシャンプー類は持参するか、フロントでミニボトルを購入するのが基本システムです。サウナ利用時には専用の大型バスタオルが渡されますが、洗体用のフェイスタオルは持参するか有料レンタル・販売を利用する必要があります。下駄箱や脱衣所ロッカーで100円硬貨が必要(返却式)となる点も、電子マネーに慣れた現代人が見落としがちな重要ポイントです。
もうひとつの見逃せない名物が、施設内に併設された飲食コーナー「うどん処」です。簡易的な給食コーナーと侮るなかれ、ここで提供されるうどんは、関西風の利尻昆布と削り節が効いた本格出汁がベースになっています。サウナで汗を流した後にすする名物の「肉うどん」や「カレーうどん」、出汁の染みた「おでん」は、洗練された高級グルメでは決して味わえない、五臓六腑に染み渡る旨味と温もりを提供してくれます。