2007年12月2日、日本武道館で開催されたプロレスリング・ノアのリングで、プロレス史に刻まれる奇跡が起きました。がん発覚から546日ぶりとなる復帰戦です。
高山善廣選手とタッグを組み、三沢光晴&秋山準組と激突したこの試合、超満員札止めとなった1万6800人の観客からは、割れんばかりの「コバシ」コールが地鳴りのように鳴り響きました。試合時間は27分14秒にも及ぶ大激闘となり、小橋氏は三沢氏の雪崩式エメラルド・フロウジョンに沈んだものの、病魔に打ち勝った鉄人の雄姿は日本中に勇気と感動を与えました。
がんの手術で片腎となったアスリートが、命懸けのコンタクトスポーツの最前線へ戻ってきたこの復活劇は、今なおスポーツ界屈指のヒューマンドラマとして語り継がれています。