ネット上の感想や掲示板の書き込みでは、時折「言葉遊びを優先したナンセンスソング」「単なる勢い重視のアニメタイアップ」と評されることがあります。しかし、これは明確な誤解です。田淵智也氏がこれまでに執筆した多数のライナーノーツや音楽専門誌での発言を検証すると、UNISON SQUARE GARDENというバンドが結成以来一貫して掲げてきた「個人の孤独と、音楽の前での対等な自由」という信条が、この曲の根底に流れていることが分かります。
歌詞の後半に登場する「死ねない理由をそこに映し出せ」「生きてく理由をそこに映し出せ」というリフレイン。楽しいダンスナンバーの中に突如として現れる「生と死」の提示は、聴き手に対して「お前自身の足で立て」と静かに問いかけています。他人の評価や世間のトレンドに流されず、自分自身の孤独を抱えたままステップを踏む。このストイックな姿勢こそが、軽やかなメロディの裏に潜む楽曲の真骨頂です。