連日検査を続けているにもかかわらず、陽性ラインが何日も消えずに「ずっと陽性」が続いてしまう場合があります。この現象の背景には、いくつかの身体的・生理的要因が考えられます。
最も代表的な原因の一つが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)です。PCOSの体質を持つ方は、卵胞が正常に発育しにくい一方で、日常的にLHの基礎分泌値が高めに推移する特徴があります。そのため、排卵期にかかわらず検査薬が常にLHに反応し、陽性判定が出続けてしまう事態が起こります。
また、すでに妊娠している場合も検査薬が陽性を示し続ける要因になります。妊娠時に分泌されるhCGホルモンはLHと分子構造が酷似しているため、排卵検査薬がhCGに交差反応を起こしているケースです。このほか、卵巣機能の低下や閉経前後のホルモン乱れ、不妊治療で使用する排卵誘発剤(hCG注射など)の影響でも偽陽性が生じます。3日以上くっきりとした陽性が続く場合は、自己判断を続けず婦人科で超音波検査やホルモン値測定を受けるのが賢明です。