近年の大井町駅周辺では、JR東日本グループが進める広町地区の大規模複合開発「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」をはじめとする大規模な都市更新が進行しています。これに伴い、「駅前再開発ビルの中にいよいよ待望の大規模シネコンが入るのではないか?」という期待と噂が地元メディアやSNSを中心に広がりました。
しかし、JR東日本や都市再生機構(UR)が公表している開発計画の確定資料を徹底的に精査したところ、商業施設棟・オフィス棟・ホテル・レジデンス・品川区新庁舎構想などの施設計画の中に、映画館・シネコンの誘致計画は明記されていません。
再開発のコンセプトは「働く・遊ぶ・暮らすがシームレスにつながる国際拠点」であり、ターゲットは周辺オフィスワーカーや居住者、そして品川からの連動による広域滞在客です。街歩きや緑地空間の創出には重きが置かれていますが、多大な床面積を占領する常設シネコンの設置は現行計画から外れており、「大井町再開発で映画館ができる」という情報は利用者の強い願望が生み出した都市伝説にとどまるのが実情です。