幣立神宮の独自性を際立たせる象徴的な要素が、「神代文字(アヒルクサ文字など)が刻まれた神宝」と、5年に一度(中祭は毎年8月23日)斎行される「五色人祭(ごしきじんさい)」です。
境内や所蔵品に見られる神代文字のペトログラフ(岩刻文字)は、漢字伝来以前に日本固有の高度な文字文化が存在した証拠として、古史古伝研究者の間で議論の的となってきました。太古の叡智がそのまま封印されているかのような佇まいは、訪れる知的好奇心を強く刺激します。
さらに「五色人祭」は、赤人・白人・黄人・黒人・青人という世界の五大人種の発祥がこの地であり、全人類が兄弟姉妹として平和を祈るという思想に基づいています。排他的なナショナリズムとは対極にある「地球規模の共生と世界平和」の祈りこそが、この神社が数千年にわたり守り抜いてきた真のスピリチュアルな本質なのです。