絶景として拡散されたことで生じている「ネットの噂と現地の現実」に関するギャップやトラブルについて、客観的な事実をお伝えします。
第一の誤解は、「道路の真ん中に立って記念撮影ができる」という認識です。天に続く道は観光施設専用の遊歩道ではなく、地元農家の大規模トラクターや一般車両が日常的に時速60km以上で行き交う公道です。近年、車道中央に三脚を立てたり、道路に座り込んでポーズを取る観光客が後を絶たず、斜里警察署や地元自治体によるパトロールが強化されています。道路交通法違反(危険行為)となるだけでなく、重大事故に直結するため、必ず整備された展望デッキ内または路肩の歩道スペースから鑑賞してください。
第二の盲点は、季節による景観の違いです。「いつ行っても夕日が道の真ん中に沈む」と思われがちですが、前述の通り太陽が道路の消失点に重なるのは春分・秋分前後のわずかな期間のみです。真夏は夕日が右手のオホーツク海側(北西寄り)に沈み、真冬は左手の山側(南西寄り)へと大きく外れます。とはいえ、夕日の位置が外れる時期であっても、日中の青空に抜けるストレートロードの迫力は損なわれません。