スカイツリーの重さは何トン?東京タワー10倍の真相と驚異の構造美

スカイツリーの重さは何トン?東京タワー10倍の真相と驚異の構造美

スカイツリーの重さは何トン?東京タワー10倍の真相と驚異の構造美とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

スカイツリーを訪れる観光客で賑わう「東京スカイツリー天望デッキ(地上350m)」および「東京スカイツリー天望回廊(地上450m)」は、構造的にも非常に大きな重量負荷がかかるエリアです。上空の強風と地震力に耐えるため、展望台ブロック単体でも数千トン規模の資材が集約されています。

当時の現場施工記録や技術者の証言によると、上空300m以上での鉄骨溶接作業は、ミリ単位の熱膨張や風圧による微小なズレすら許されない極限の戦いでした。使用された鋼管は最大径2.3m、肉厚最大10cmという特注の超肉厚高強度鋼管(最高強度780N/mm²級)であり、これらを組み上げることで、軽量でありながら航空機の胴体のような強靭な剛性を実現しています。

SNSやネット掲示板上では「展望台に人が満員になったら重さで危険なのではないか」という素朴な疑問の声も見られますが、設計荷重上、数千人の来場者の重量(数百トン程度)は塔全体の総重量4万1,000トンに対して1%未満に過ぎず、構造計算上完全に織り込み済みとなっています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。