絶大な人気を誇っていた川越シェフが失速するきっかけとなったのが、2013年に勃発した「お水800円騒動」です。雑誌のインタビュー内で、グルメレビューサイトの低評価コメントに触れた際、「水だけで800円取られたと怒る客がいるが、高級レストランでは当たり前。いい水を出しているのだから」という趣旨の発言をしたことが切り取られ、猛烈な批判を浴びました。
しかし、メディア露出が途絶えた理由は単なる炎上だけではありません。当時の川越シェフは数十本に及ぶレギュラー番組やイベント出演、企業コラボに追われ、本来の料理人としての時間が完全に失われていました。さらにプライベートでは自宅で大怪我を負うアクシデントも重なり、「一度立ち止まり、料理人としての原点と人生を見つめ直したい」と自らテレビ業界と距離を置く決断を下したのが真相です。