ダイワUSリートオープンBコースの基準価額は、設定来の高値圏から大きく調整を続けてきました。多くの投資家が疑問を抱く「なぜこれほど基準価額が下がり、分配金が引き下げられたのか」という点について、大和アセットマネジメントの開示資料や市場環境から読み解く必要があります。
最大の要因は、ファンドが長年にわたり実施してきた「分配金の過剰払い出し」です。投資信託の分配金には、運用益から支払われる「普通分配金」と、投資家自身の元本を取り崩して払い出す「特別分配金(元本払戻金)」が存在します。いわゆるタコ足配当の状態が長期化すると、基準価額が恒常的に削り取られ、運用資産そのものが縮小していきます。
運用資産が小さくなれば、そこから生み出される配当収入の総額も減少するため、従来の分配水準を維持することは不可能になります。ダイワUSリートBにおける度重なる減配は、ファンドの資産健全性を保つための不可避な是正措置(分配金健全化)であり、無理な高配当路線のツケが回ってきた結果と言えます。