12月28日は何の日?正月飾りを飾る理由と年末の運気の掴み方

12月28日は何の日?正月飾りを飾る理由と年末の運気の掴み方

12月28日は何の日?正月飾りを飾る理由と年末の運気の掴み方とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

年末になると家庭や職場の玄関先に姿を現す門松、しめ飾り、そして床の間に供える鏡餅。これらの正月飾りをいつ飾るべきかという問いに対し、神社関係者や民俗学の専門家が一堂に推奨するのが12月28日です。その最大の理由は、漢数字の「八」が持つ「末広がり(すえひろがり)」の象徴性にあります。

末広がりとは、上部が狭く下に向かって次第に広がっていく形状から、「家運が未来永劫にわたって繁栄する」「子孫や財産が豊かに広がる」ことを意味する縁起の良い言葉です。日本伝統の言霊(ことだま)思想において、末広がりの形状を持つ「八」のつく日は、神霊を歓待する最高の吉日と位置づけられてきました。

正月飾りを設置する本質的な目的は、新年の福徳司る神様である「歳神様(年神様・としがみさま)」を迷わせず、清らかな場所へとお迎えするための依代(よりしろ)および結界を整えることです。都内の由緒ある神社の宮司は、取材に対し次のように語っています。

「神道において神を迎える準備は、ただ形を整えれば良いというものではありません。誠意を持ってあらかじめ清め、万全の態勢でお待ちする姿勢そのものが神慮にかなうのです。八の日に飾りを設える行為は、神聖な神様への最上級の敬意表現と言えます」

また、28日中に煤払い(大掃除)を一段落させ、神聖なしめ縄や輪飾りを掛けることで、家屋全体に結界を張り巡らせる心理的効果も極めて高く、慌ただしい年末の家庭内に落ち着きと規律をもたらします。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。