2019年12月22日、突如として発表された「2020年内をもってのE-girls解散」の一報は、音楽業界とファンに計り知れない衝撃を与えました。そして予定通り、2020年12月31日の無観客配信ライブをもって、彼女たちは9年間に及ぶ活動に終止符を打ちました。
なぜ人気を維持していたにもかかわらず解散という道を選んだのか。公式アナウンスおよび当時のメンバー懇談の場で明かされた真相は、「各メンバーの自立と人生の分岐点」にありました。
デビュー当時は10代前半だったメンバーたちも、2020年には20代半ばから後半を迎えていました。モデル業に専念したい者、女優として本格的に勝負したい者、アーティストとしてソロの歌声を突き詰めたい者、あるいは芸能界から一歩引いて新たなライフステージへ進みたい者――。個々人が描く未来図が、グループというひとつの枠組みに収まりきらないほど大きく、多様に成長していたのです。
公式発表資料にもある通り、メンバー全員で何度も膝を突き合わせて話し合いを重ねた結果、「誰か一人が欠けてグループの形を変えながら存続させるのではなく、全員が輝いている最高の瞬間にE-girlsという歴史を完結させよう」という決断に至りました。不祥事や急激な人気低迷ではなく、「全員が前向きに次の人生へ踏み出すための円満な幕引き」であったことが、解散の揺るぎない真実です。