クレストのホワイトニングシートは危険?効果と痛みの真相を徹底検証

クレストのホワイトニングシートは危険?効果と痛みの真相を徹底検証

クレストのホワイトニングシートは危険?効果と痛みの真相を徹底検証とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

大手量販店や薬局のオーラルケアコーナーを探しても、クレストのホワイトニングシートを見つけることはできません。その理由は単なる販売戦略ではなく、日本の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)による極めて厳格な規制が存在するためです。

日本国内の化粧品・医薬部外品基準において、過酸化水素を配合したオーラルケア製品の一般市販は原則として認められていません。過酸化水素は濃度によって劇物・劇薬に指定される劇烈な酸化剤であり、歯科医師や歯科衛生士といった国家資格者の指導・管理下でのみ使用が許諾されるのが国内医療の基本方針です。クレストの定番ラインナップに配合されている過酸化水素の濃度は製品タイプによって約6%〜14%程度、高濃度プロ仕様モデルではそれ以上に達することもあります。この数値は、日本の歯科医院で処方されるホームホワイトニング剤(過酸化尿素換算で過酸化水素約3.6%相当)を大きく上回る水準です。

したがって、日本国内在住の消費者がこれを入手するには、海外現地のドラッグストアで購入して持ち帰るか、越境ECサイトを通じた個人輸入の形態をとるしかありません。個人輸入は自己の個人的な使用目的に限り法的に認められていますが、厚生労働省も注意喚起している通り、万が一重篤な副作用や歯肉の化学火傷が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる完全な自己責任領域である点に留意する必要があります。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。