ネット上の情報や予備知識のない旅行者の間で頻繁に見られる最大の誤解が、「アメリカ発祥だから、さぞかしヘビーで甘ったるいアイスなのだろう」という先入観です。このイメージ先行によるギャップは、実際に口にした初見のユーザーを良い意味でも悪い意味でも驚かせることになります。
前述の通り、ブルーシールはアメリカンカルチャーのルーツを持ちながらも、半世紀以上かけて沖縄の風土に適応した「沖縄仕様」の進化を遂げています。油脂分のキレが良いため、食べ終わった後に口周りが重たくなる感覚が極めて少なく、喉の渇きを誘いません。この「さっぱりとした口どけ」を計算し尽くされた美点と捉えるか、濃厚さの不足と捉えるかが評価の分かれ目となります。
また、メニューの展開についても知られざる盲点があります。本州の常設店舗や催事で展開されているのは主要な人気定番フレーバーが中心であり、ブルーシール 沖縄限定 メニューとして現地直営店でのみ提供される特別な限定フレーバーや、ソフトクリームとのハイブリッド「ブルーシールサンデー」、店舗限定の焼き立てクレープなどは、沖縄本島や離島の店舗でしか味わえないケースが多々あります。すべての商品がどこでも買えるわけではない点には留意が必要です。