佐藤涼平選手の代名詞といえば、バットを短く持ち、ファウルで粘り続ける「カット打法」です。どんなに厳しいコースの投球であっても、卓越したミート技術で三塁側スタンドへとファウルを放ち続け、相手投手に1打席で10球以上を投げさせる粘りを見せました。
2009年夏の甲子園・準々決勝(明豊戦)では、相手好投手から次々とファウルを奪い、スタミナを削り取ってチームの逆転勝利を呼び込みました。単にアウトにならないだけでなく、相手バッテリーの配球を狂わせ、四球をもぎ取って塁に出るその姿は、全国の高校野球ファンを驚嘆させました。
相手の警戒する守備位置を見て絶妙なセーフティバントを決めるなど、小柄な身体をハンディキャップにせず最大の武器へと変えた知性あふれるプレイは、今なお「究極の2番打者」として称賛されています。