校門をくぐると、都心特有の洗練された校舎と、ブレザーに身を包んだ生徒たちの引き締まった表情が迎えてくれます。2019年に学校法人日出学園が学校法人日本大学と準付属提携を結び、校名を変更した背景には、私立中高一貫校を取り巻く激しい構造変化がありました。昭和から平成にかけて芸能人を多数受け入れる受け皿として独自の地位を築いた旧日出高校でしたが、大学全入時代を前にして「芸能頼み」の一本足打法から強固な進学基盤を持つ総合校への転換が急務だったのです。
改名から7年が経過した現在、同校は単なる「日大の付属校」という枠組みを超え、進路実現力と自立心を育む中高一貫の進学校として完全に定着しました。かつて一部で見られた「勉強が苦手な生徒が集まる学校」というパブリックイメージは跡形もなく払拭されています。学校関係者の証言によると、学校改革に伴って採用された進学指導カリキュラムやICT教育、放課後講習の充実が功を奏し、学力上位層の併願校としても選ばれる存在へ進化を遂げました。
現在設置されている全日制課程は、国公立大学や難関私立大学を目指す「特進・選抜クラス」、日本大学への進学を主軸とする「N進学クラス」、そして表現の世界やトップアスリートを目指す「スポーツ・芸能コース」の明確なトラック制が敷かれています。加えて、より柔軟な学びを提供する「通信制課程」も併設されており、時代のニーズに即したハイブリッドな教育体制が機能しています。