SNSやネット掲示板、Q&Aサイト等で定期的に炎上・議論されるのが、「新幹線に乗ろうとして自動改札機で扉が閉まり、高額な運賃を二重請求された」というトラブル事例です。「休日おでかけパスのSuica版なのだから、特急券さえ買えば新幹線にも乗れるはずだ」という直感的な思い込みが、この悲劇を生み出しています。
結論から述べると、のんびりホリデーSuicaパスでは、別途特急券を買い足したとしても新幹線(東北・上越・北陸新幹線など)には一切乗車できません。これは単なる規約の差ではなく、JR東日本の旅客営業規則およびIC乗車券システム上の厳格な制約に基づいています。新幹線自動改札機システムは、Suicaカード内に書き込まれた「のんびりホリデーSuicaパス」のフリーパス情報を新幹線乗車券として認識しない仕様になっているためです。
もし誤って新幹線改札にタッチした場合、改札機でエラーとなり入場できません。万が一、在来線改札内から新幹線乗換改札へ進んだ場合、乗車全区間の普通運賃と特急料金をSuica残高または現金等で全額別途請求されることになり、パスの代金2,670円が完全に水泡に帰す事態に陥ります。「休日おでかけパス」であれば新幹線特急券を別途購入することで新幹線(東京〜小山間、東京〜熊谷間など)に乗車できるため、この1点こそが両者を分かつ最大の境界線と言えます。