「あんなに大繁盛しているのに、なぜ3年で店を閉めてしまうのか?」――。ネット上やファンの間でもたびたび疑問視されてきたのが、同グループが掲げる「オープンから3年で閉店する」という鉄の掟です。
結論から言えば、このルールは業績不振による撤退などではなく、弟子たちの完全独立を前提とした実践型育成プログラムです。西岡氏が構想した「47都道府県に店舗を展開し、若者が夢を語れる場を作る」というプロジェクトにおいて、各店舗を任される店長は3年間の期限付きで看板を預かります。
店主たちは3年間で店舗運営、資金管理、地域との関係構築を徹底的に学びます。そして3年が経過した段階で「夢を語れ」としての営業を終了し、自らが名付けたオリジナルブランドへ屋号変更を行って完全独立を果たす仕組みです。客側から見れば「夢を語れ」という屋号は消滅しますが、実際には実力派の独立店舗としてその場所で営業を続けるケースがほとんどであり、看板を変えて新たな夢へ漕ぎ出す門出の儀式といえます。