日本のテレビ史において、『ウゴウゴルーガ』が残した足跡はあまりにも大きい。CG技術の黎明期に生放送感あふれる演出を成立させた背景には、田嶋秀任と小出由華という天才的な勘を持つ二人の子供の存在があった。子役という概念を超えて、ひとつの番組のアイコンとして機能していた彼女たちの表現力は、その後の子供番組やバラエティ番組のあり方に多大な影響を与えた。
大人になり、海外へ拠点を移した今でも「ルーガちゃん」という愛称が多くの人の心に温かい記憶として残っているのは、彼女が画面越しに届けた純粋なエネルギーが本物だったからにほかならない。名作アーカイブがTVerなどで手軽に振り返られるようになった現代においても、彼女の存在は古びるどころか、新鮮な驚きをもって新たな世代へと伝わっている。