善意の監視か、隣人への刃か――「生活保護不正受給通報」の現場でいま起きていること

善意の監視か、隣人への刃か――「生活保護不正受給通報」の現場でいま起きていること

善意の監視か、隣人への刃か――「生活保護不正受給通報」の現場でいま起きていることに関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

現在、多くの自治体ではマイナンバーと連動したAIシステムが導入されつつある。銀行口座の不審な入出金や、申告のない収入はシステムが自動で検知する仕組みだ。しかし、これだけで不正を防ぎきれるわけではない。

AIの網の目をすり抜ける「同居人の存在」や「無申告の現金手渡しバイト」といったグレーゾーンを暴くのは、やはり人間の目だ。近隣住民による「夜間に高級車が停まっている」「毎日のように恋人が出入りしている」といった生々しい情報こそが、ケースワーカーの貴重な手がかりになるという皮肉な現実がある。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。