気象庁が観測した中心気圧935hPa、最大風速45メートルという数値は、近年日本を襲った巨大台風の中でもトップクラスの破格な数値だ。中心付近では樹木がなぎ倒され、木造住宅の屋根が飛散するほどの破壊力を秘めている。暴風域の半径も200キロメートル近くに達しており、台風が接近する前から遠く離れた地域で急激な風速の増加が観測されている。
過去に甚大な被害を出した令和元年東日本台風(台風19号)や平成30年台風21号と比べても、今回の勢力と発達スピードは群を抜いている。特に中心付近の風速の強さが際立っており、暴風による直接的な構造物被害に加え、広域に及ぶ高潮や高波のリスクが極めて高い。