背景にある最大の原動力は、世界的で持続的なY2K(2000年代初頭トレンド)と「平成レトロ」の流行だ。特に2000年代前後にガラケーの画面を彩った低解像度のドット絵や、少し粗いグラフィックのサンリオキャラが、現代の4Kディスプレイ上で独特のノスタルジックな美学として再評価されている。
東京・原宿のストリートカルチャーを発端とするこの動きは、インターネットを通じて一気にグローバルへ拡散した。海外の若者たちにとって、平成日本のギャルデコ文化やファンシーグッズは「斬新でエッジの効いたサイバーパンクなモチーフ」として受け取られている。昔ながらの懐かしさと、最先端のデジタルサブカルチャーが交錯する境界線上に、このアイコンブームは位置している。