童話やイラストでもおなじみの「猿の真っ赤なお尻」ですが、猿のお尻が赤い理由は皮膚自体に赤い色素(メラニンなど)が含まれているからではありません。実態は、皮膚の表皮が極めて薄く、その直下に走る霊長類の毛細血管が密集していることにあります。
血液中のヘモグロビンが透けて見える現象であり、人間の顔が緊張や興奮で紅潮したり、唇が赤く見えたりするのと全く同じ原理です。さらに猿のお尻周辺は体毛が生えていないため、血管の赤さがダイレクトに外側へ現れます。触ると熱を持っていたり痛そうに見えたりしますが、決して炎症やケガではなく、健康な生体反応そのものです。