企業の「世代交代」やブランディングの変遷は、同社が展開してきた象徴的なプロモーションや事業戦略にも色濃く反映されている。かつて世間の大きな注目を集めた「ダイワマンプロジェクト」は、親しみやすさと先進性を両立させたマーケティング戦略として大成功を収めた。この成功体験は、個人のカリスマ性に頼るのではなく、チームとブランドの力で成長する組織風土を定着させる契機となった。
また、同社の分譲マンションブランドである「プレミスト」シリーズに代表される都市型住宅事業でも、若い世代の知見とセンスを取り入れた事業展開が推進されている。世間が「社長の息子の去就」という血縁による世代交代に関心を寄せる一方で、社内では実力ある若手社員や生え抜き幹部による実質的な事業承継が、着実に推移しているのだ。