美容やカルチャーの領域では、昔から「顔のほくろは美人の証拠」というフレーズが語り継がれています。マリリン・モンローをはじめ、国内外の著名な俳優やモデルが意図的に目立たせるように、顔のほくろには視線を惹きつける強い視覚的効果(コントラスト効果)が存在します。
均一に整った陶器のような素肌の中に一点の黒いアクセントが存在することで、肌の透明感や白さが際立つ現象が生まれます。また、完全な左右対称の顔立ちよりも、わずかな非対称性(アシンメトリー)がある方が、人間の脳は「忘れがたい魅力的な顔」として記憶しやすいという心理学的知見もあります。
近年では、メイク技術の進化により、アイライナーなどを用いてあえて涙袋の下や唇の端に「フェイクほくろ」を描き足すメイクがトレンドとして定着しました。顔にあるほくろは、適切な配置であれば個性を華やかに引き立てる最高のアセット(武器)として機能します。