デビュー以来、幾多の名作で強い感銘を与えてきた。その名を日本中に知らしめた大きな転機といえば、やはり1981年に放送されたNHK連続テレビ小説『本日も晴天なり』のヒロイン役だろう。元気に時代を駆け抜ける主人公を瑞々しく演じきり、全国のお茶の間に笑顔を届けた。
当時のNHK朝ドラが持っていた熱量とともに、彼女は一躍国民的スターの仲間入りを果たした。しかし、ブームに甘んじることなく、劇団での活動やストイックな役作りを通して着実に演技の幅を広げていく。華やかな芸能界の中心に身を置きながらも、常に地に足のついた表現を追求し続ける姿は、やがて日本映画界においても欠かせない重厚なバイプレイヤー、そして主演女優としての揺るぎない地位を決定づけた。