キコーナ仲町台店の閉店について、公式発表や業界動向を総合的に精査すると、単一の集客不振ではなく複合的な経営環境の激変とグループ本部の選択と集中が浮き彫りになります。
最大の引き金となったのは、遊技機レギュレーションの変革に伴う設備更新コストです。パチスロ・パチンコ業界では、スマスロ・スマパチ専用ユニットの導入工事、さらに新紙幣流通に伴う全台サンドの識別装置改修など、1台あたり数十万円単位の設備投資が連続して発生しました。中小型規模の駅前店舗では、莫大な改修費用を投じても減価償却の回収期間が長期化し、費用対効果が見合わないというシビアな経営判断が下された形です。
また、アンダーツリーグループの全国規模でのスクラップ&ビルド戦略も大きく影響しています。同社は近年、郊外型の大型駐車場完備店舗や旗艦店へ経営資源を集中させる一方、都市型・中小型店舗の整理を推進してきました。横浜市都筑区内における商圏バランスの見直しにおいて、競合ひしめくエリア内での継続営業よりも資産効率の最適化が優先されたといえます。