2005年の出来事総括|愛知万博から郵政解散・大事故の深層解剖

2005年の出来事総括|愛知万博から郵政解散・大事故の深層解剖

2005年の出来事総括|愛知万博から郵政解散・大事故の深層解剖の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

2005年3月25日から9月25日までの185日間にわたり開催された「愛・地球博(2005年日本国際博覧会)」は、開幕前の冷ややかな下馬評を覆し、未曾有の成功を収めました。

経済産業省および博覧会協会の最終報告によると、総来場者数は当初見込みの1,500万人を大幅に上回る2,204万9,544人を記録。収支面でも約130億円の黒字を計上し、地域への経済波及効果は全国で約2兆円規模に達しました。長久手会場に聳え立った巨大な緑化壁「バイオラング」や、ロシア・サハ共和国から空輸された「ユカギルマンモス」の冷凍標本展示には連日長蛇の列ができ、公式マスコット「モリゾーとキッコロ」のグッズは品切れが相次ぎました。

万博が残したのは単なる経済効果にとどまりません。同年夏にスタートしたクールビズ(COOL BIZ)は、この環境博のメッセージと連動して日本人のライフスタイルを激変させました。

当時、小池百合子環境相が主導した「夏のオフィスの冷房設定温度を28度に抑え、ノーネクタイ・ノー上着で過ごす」というキャンペーンは、当初「ビジネスマナーに反する」と経済界から懐疑的な目で見られていました。しかし、政府主導のファッションショーやメディアキャンペーンを矢継ぎ早に展開したことで、わずか数か月で霞が関から大手企業へと波及。エネルギー消費削減のみならず、日本のビジネスシーンにおける硬直したドレスコードを解き放つ契機となったのです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。