除草剤を撒くタイミング完全版!雨・時間帯で効果が激変する理由

除草剤を撒くタイミング完全版!雨・時間帯で効果が激変する理由

除草剤を撒くタイミング完全版!雨・時間帯で効果が激変する理由にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

雑草の生理生態に基づくと、除草剤が最も効率よく効く「季節」と「時間帯」には明確な法則が存在します。

季節別の散布戦略において、最初の勝負所は春先の3月〜4月中旬です。この時期は冬眠から覚めた越冬雑草が動き出し、春・夏雑草の種子が発芽する直前のタイミングにあたります。ここで粒剤を均一に散布しておくことで、雑草が本格的に生い茂る前の「予防的ブロック」が可能になります。続いて5月〜8月の生育最盛期は、すでに伸びきった雑草に対して液剤を集中的に散布します。さらに秋(9月〜10月)は、翌春に向けた種子の飛散を防ぎ、地下茎に養分を蓄えようとする多年生雑草を根絶させる絶好のチャンスです。

1日の中で撒く時間帯については、「朝露が乾いた午前中(8時〜10時頃)」が最も理想的です。植物は午前中に気孔を大きく開き、光合成活動を活発に行うため、散布された薬液をスピーディーに体内へ送り込みます。早朝過ぎると葉についた朝露で薬剤が薄まり、逆に日中の炎天下(30℃以上)では散布液が葉に定着する前に蒸発してしまうほか、作業者の熱中症リスクも高まります。夕方の散布は蒸発こそ防げるものの、夜間に向けて植物の代謝が低下するため、成分の移行効率という観点では午前中に軍配が上がります。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。