岩国飛行場と岩国錦帯橋空港は同じ?米軍共用の真相と2026年最新利用ガイド

岩国飛行場と岩国錦帯橋空港は同じ?米軍共用の真相と2026年最新利用ガイド

岩国飛行場と岩国錦帯橋空港は同じ?米軍共用の真相と2026年最新利用ガイドについて見逃せない 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

旅行者の間でしばしば混乱を生むのが、「岩国飛行場」と「岩国錦帯橋空港」の呼称の違いです。結論から言えば、両者は同じ滑走路・敷地を共有する同一エリアに存在します。正式な施設管理区分において、滑走路や管制業務全般を担う軍事施設としての名称が「岩国飛行場」、その敷地北東部の一角に整備された民間旅客専用ターミナルエリアの愛称が「岩国錦帯橋空港」です。

この特異な拠点の歴史は、1939年に旧日本海軍の航空基地として開設されたことに端を発します。太平洋戦争終結後の1945年、連合国軍による接収を経て米軍の管理下に置かれ、現在に至る米海兵隊岩国航空基地(MCAS Iwakuni)としての体制が確立されました。朝鮮戦争やベトナム戦争でも重要な後方支援拠点として機能し、極東の安全保障における最前線であり続けています。

民間航空の歴史に目を向けると、1952年から1964年にかけて極東航空や全日本空輸(ANA)が定期便を運航していた時期がありました。しかし、基地機能の強化や周辺環境への配慮から一時民間便の運航は途絶えます。転換点となったのは、基地の騒音被害軽減と安全性向上を目的に進められた「沖合移設事業」です。約1.4キロメートル東側の海上に新滑走路(2,440メートル)が建設されたことを契機に、地元政財界の粘り強い誘致活動が実を結び、2012年12月に約48年ぶりとなる軍民共用が再開されました。防衛の中枢と市民の交通インフラが同居する現在の姿は、幾重もの歴史的交渉と最新の土木技術の上に成り立っています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。