実際にペア画アイコンを使用しているユーザーへのヒアリング取材を行うと、プラットフォームごとに使い分けを行う「マルチアカウント運用」の現実が見えてきます。
都内の大学に通う女子学生(21歳)は、次のように語ります。
「LINEは大学の教授やバイト先の人も入っているので、あからさまなペア画は絶対に避けます。彼氏とは『同じ水族館で撮った別々のクラゲの写真』をお互いのアイコンに設定しています。これなら誰にも突っ込まれないし、私たち2人だけが知っている秘密の共有感があって一番落ち着きます」(都内女子大学生・手記より)
また、女子高生グループの間ではペア画エモい韓国風のイラストを親友同士で設定することが「親密さの証明」として定着しています。しかし、そこには特有のグループダイナミクスも存在します。3人組グループで活動する高校生からは「1人だけ仲間外れに見えないよう、ペア画3人友達イラストで均等に切り取れる素材を探すのに何時間もかけることがある」という証言もあり、デジタル空間における友人関係の維持に細やかな配慮が払われている実情が浮き彫りとなっています。