パン屋の定番商品である明太フランスですが、一般的な商品の多くはマヨネーズ主体のペーストや、熱で粒感が潰れた明太子が使われがちです。対して前田海産の明太子を用いた明太フランスが別格とされる最大の理由は、原卵の選別と熱耐性を計算した独自の漬け込み技術にあります。
前田海産では、厳選されたスケトウダラの卵巣の中でも、皮が薄く粒子感が際立つ「真子(まこ)」を中心に使用。過度な化学調味に頼らず、魚醤や出汁の深みを活かした秘伝タレでじっくり熟成させています。この明太子がバターの油脂分と混ざり合い、200度を超えるオーブンで焼き上げられても、口の中で一粒一粒が弾けるプチプチとした食感が保たれるのです。
ベーカリー業界との明太子フランスパンコラボレーションでも、職人たちから「パン生地の力強い小麦の香りに負けない、芯のある辛みとコクが出せる」と絶大な信頼を獲得。単なる惣菜パンの枠組みを超えた、完成された一皿としての地位を確立しています。