物語屈指の名シーンである、最後の島「ラフテル」に到達したゴール・D・ロジャーの涙が出るほどの大笑い。ジョイボーイとロジャーが笑った理由には、世界の構造を根底から覆すドラマが隠されていました。
ロジャーは莫大な宝を目の前にして、「ジョイボーイ、おれはお前と同じ時代に生まれたかった」「とんでもねェ宝を残しやがって…とんだ笑い話だ」と言い放ちました。彼らが笑った背景には、以下のような決定的な理由が存在します。
当時、古代兵器ポセイドンである人魚姫(しらほし)はまだ生まれておらず、ジョイボーイが約束した「世界の夜明け」を果たすための条件やタイミングが揃っていませんでした。あまりにも壮大で、あまりにも滑稽な真実の歴史と、自分たちが「早すぎた」という現実。すべてを悟ったロジャー海賊団は、笑うしかなかったのです。ロジャーはその意志を次世代へ託すため、自らの処刑台で大海賊時代の幕を開けました。