当時のポートレートやスチール写真を見返すと、彫りの深い精悍な顔立ち、無駄な贅肉を削ぎ落としたしなやかな肉体、そして憂いを帯びた眼差しの強さに誰もが目を奪われる。それは意図して作られたポーズではなく、内側から溢れ出る反骨心と人生経験が結実した美しさだ。
老境に入ってからも主演作で圧倒的な存在感を放ち続ける彼だが、その根底にあるのは、若き日に培った徹底したプロフェッショナリズムと美意識に他ならない。媚びないこと、己の流儀を貫くこと、そして愛する者を守り抜くこと。彼の若い頃の姿が今なお新鮮な輝きを放ち続ける理由は、まさにそのブレない人生哲学にある。