補正を頼む際に多くの人が直面するのが、「どの仕上げ方を選べばいいのか」という疑問だ。ユニクロが提供する縫製スタイルは、主に「シングルステッチ」「チェーンステッチ」「まつり縫い」の3種類に大別される。見た目や耐久性、スラックスのドレープ感に直結するため、生地の種類に応じた最適な選択が欠かせない。
「シングルステッチ」は最もスタンダードな直線縫いで、チノパンやカーゴパンツ、カジュアルなイージーパンツに幅広く適している。表側に1本の縫い目が出るシンプルな構造で、解けにくく頑丈だ。一方で、デニム愛好家に絶大な人気を誇るのが「チェーンステッチ」である。裏側が鎖状に編み込まれたような特殊な縫い目になり、履き込むほどに裾へ独特のウネりや美しい色落ち(アタリ)が生まれるのが特徴だ。リジッドデニムやセルビッジジーンズの風合いを極めたいなら、迷わずこちらを指定したい。
そしてビジネスシーンやフォーマルな装いに不可欠なのが「まつり縫い」だ。「感動パンツ」をはじめとするスラックス類に施され、表側に糸目がほとんど出ないため、ドレッシーで上品な裾元を維持できる。縫い方の違いを理解してオーダーすることで、既製品でありながらまるでビスポークのような洗練された仕上がりを手に入れられるのだ。