「自分たちのバスケットを信じる」。指揮官トム・ホーバスが繰り返し唱えてきたこの言葉は、2026年のいま、完全にチームの血肉となっている。試投数の多さだけでなく、確率の高さと打つタイミングの判断において、日本の3ポイントシュートは精度を極めた。
特筆すべきは、渡邊雄太や富永啓生といったアウトサイドのスペシャリストたちだけではない。インサイドを主戦場とするビッグマンまでもが流暢にアウトサイドから狙うプレースタイルが定着した点だ。コート上の5人全員がスリーポイントを射程圏に入れる「5-out(ファイブ・アウト)」のフォーメーションは、対戦相手のビッグマンをアウトサイドへ引きずり出し、スペースを広げる強力な武器となっている。