近年推し進められてきた「全席有料化」の流れも、予期せぬ混乱を引き起こした。無料観覧スペースを大幅に縮小または撤去した結果、チケットを持たない観客が会場周辺の道路や駅前、住宅街に溢れかえるという二次的トラブルが頻発していた。
地元自治会や商店街からは「敷地内への不法侵入やゴミの放置が限界を超えている」「緊急車両の通行すら危うい」といった切実な悲痛の声が相次いでいた。地域住民の生活の安全を守ることと、伝統的なイベントの存続。その狭間で揺れ続けた結果、主催側は地域社会との協調を最優先し、苦渋の選択として打ち切りを決断した。