華やかな表舞台に立つ現在の姿からは想像もつかないが、彼の芸歴は長い挫折と地下ライブ時代の下積みに彩られている。20代から30代にかけて、どれほど尖ったネタを披露しても世間には届かず、孤立無援の時期が長く続いた。お笑いライブの現場では楽屋の隅で一人静かに妄想を膨らませていたという。
そんな彼を支え、才能を開花させたのが所属事務所である株式会社グレープカンパニーの存在だ。サンドウィッチマンをはじめとする実力派芸人を抱える同社において、彼の個性を殺さずに自由に暴れさせる環境が整ったことは大きい。尖りすぎた刃を研ぎ澄ましつつ、大衆に届く形へと調整できたのは、信頼できるスタッフや仲間との絆があったからこそだ。