リアル店舗の改装と並行して急ピッチで進められているのが、デジタル注文拠点の機能拡張だ。イオンネットスーパーの配送キャパシティ増強に向け、バックヤードには専用の仕分けピッキングラインが整備され、当日配送の受付締め切り時間が段階的に延長されている。重い米や飲料水を自宅にいながらにして即日受け取れる利便性は、降雪期を抱える新潟の冬場において絶大な威力を発揮する。
さらに興味深いのは、巣ごもり需要や自宅時間を意識した商品開発の加速だ。夜間に自宅で動画配信サービスのNetflixなどを観ながらくつろぐ層をターゲットにした、本格冷凍ピザやクラフトビール、小分けのプレミアム惣菜が売り場前面に配置されている。単なる食料品の供給ではなく、家庭でのエンターテインメント体験そのものを下支えする商品展開が、20代から40代の単身・核家族層をがっちりと捉え始めている。