転機となったのは、大倉士門との結婚、そして個人事務所である株式会社PANORAMAの立ち上げだった。大手事務所からの独立と私生活の充実は、彼女のセルフプロデュース能力をより強固なものへと昇華させた。
守るべき家族ができ、経営者として自らのブランド価値を自らコントロールする立場になったことで、肌の露出を伴う仕事に対するスタンスは明確に再定義された。安売りは絶対にしない。しかし、表現として意味のある挑戦からは逃げない。この明確な線引きが、彼女のタレントとしての格を一段押し上げた。
大倉との関係性においても、互いの仕事をプロとして尊重し合う姿勢が随所に窺える。オープンで健全な私生活のあり方は、かつての一部週刊誌が好んだスキャンダラスな文脈を無力化し、読者やファンに強い安心感を与えている。