カラオケまねきねこには、学生を囲い込むもう一つの巨大な武器がある。大学生や専門学校生までを幅広く網羅する「まふ」だ。
夕方から閉店までの長時間を定額で歌い放題にする「まふ」は、ドリンクバー付きで数百円から千数百円という破壊的な価格帯を提示する。一方、ZEROカラは高校生限定であり、全員が対象の学年で揃っていなければグループ全員に通常料金が跳ね返る。1人でも卒業した先輩や他年代が混ざれば、その瞬間に0円の魔法は消え去る。
現場の店員は生徒証の確認に一切の妥協をしない。写真付きの原本を忘れた友人が1人いたばかりに、カウンターで気まずい沈黙が流れる光景は珍しくない。デジタル学生証の扱いも店舗によって厳格さが分かれる。持ち物は歌う情熱だけでなく、公的な証明書が最優先だ。