両者の最大の違いは、ヘッドの体積と重心深度にある。フェアウェイウッドはヘッドが横に広く、重心が深く低く設計されている。インパクトの瞬間にボールを拾い上げやすく、高い打ち出し角と適度なバックスピンでビッグキャリーを生み出すのが特徴だ。地面から直接打つクラブの中で、最も滞空時間の長い高弾道を描く。
対するユーティリティは、アイアンとウッドのハイブリッド構造を持つ。ヘッドサイズはウッドよりコンパクトで、重心はやや浅く高い位置にある。結果として、弾道はウッドに比べてやや抑えられた中弾道になり、風に強い強い球が出やすい。同じロフト角(例えば21度)で打ち比べた場合、ウッドの方がキャリーで5〜10ヤード伸びる傾向がある一方、ユーティリティはランを含めたトータル距離の計算が立ちやすいという特性を持つ。