フィリピン・マニラは熱帯モンスーン気候に属しており、年間を通じて平均気温が27℃前後と温暖な気候が続きます。四季が存在する日本とは異なり、1年は大きく「乾季(12月〜5月)」と「雨季(6月〜11月)」の2つのシーズンに二分されます。さらに細かく見ると、乾季の中でも12月〜2月は北東モンスーン(アミハン)の影響で湿度が低く朝晩が涼しい「冷涼な乾季」、3月〜5月は日差しが極めて強く日中の気温が35℃を超える「猛暑の乾季(ホットシーズン)」へとシフトします。
一方、6月に入ると南西モンスーン(ハバガット)が湿った空気を運び込み、雨季へと突入します。マニラの雨季における最大の特徴は、日本の梅雨のように一日中しとしとと雨が降り続くのではなく、午後から夕方にかけてバケツをひっくり返したような猛烈な豪雨が短時間に降り注ぐ「スコール」が頻発する点です。雨が上がれば青空が戻る日も多いものの、大気中の湿度が80%前後にまで跳ね上がり、マニラ乾季の体感温度と気候特徴とは全く異なる重苦しい蒸し暑さに包まれます。