新潟アルビレックスBBなどに在籍した晩年、ファンを驚かせたのは引退の決断でした。当時、一部では「周囲との軋轢」や「指導体制への不満」といった憶測がネット掲示板などで囁かれましたが、実態は極めてプロフェッショナルな肉体的限界にありました。
関係者への取材や当時の本人の述懐を総合すると、最大の引退理由は長年酷使し続けた膝の軟骨損傷と関節炎の慢性化です。198cmの巨躯でコート上を全速力で駆け巡り、激しいリバウンド争いを20年近く繰り広げてきた代償は想像を絶するものがありました。
「自分が理想とするステップを踏めなくなり、チームの勝利に100%の力でコミットできないのなら、ユニフォームを脱ぐべきだ」。妥協を許さない完璧主義者だからこそ、余力を残して見苦しい姿を晒す前に、潔く現役生活にピリオドを打ったのが真相です。