ネット上の掲示板やSNS、Googleマップのクチコミを精査し、さらに複数の超大型店舗での現場観察を実施すると、単なる「広くて最高」という称賛の裏にある、超大型店特有のリアルな課題が浮かび上がってきます。
まず圧倒的なポジティブ評価として挙げられるのは、「他店で完売していたバズり商品が普通に棚に並んでいる」という在庫保有の強さです。特にSNSで拡散されたコスメ類、収納のシンデレラフィットアイテム、キャンプ用品などは、標準店では即日完売・次回入荷未定になるケースが頻発します。しかし、超大型店は発注ロット数が桁違いであるため、陳列棚のエンド一面に大量平積みされている光景が珍しくありません。
一方で、現場の利用客が直面する大きなハードルが「歩行距離の長さ」と「目的商品の捜索難度」です。実際の利用者の声でも以下のような証言が目立ちます。
「目当てのフック1個を探すのに15分歩き回り、結局店員さんを探すのにも一苦労した。広すぎてどこに何があるか直感的に把握できない」(30代主婦・イオンモール茶屋利用客)
「週末の夕方に訪れたところ、セルフレジに20人以上の列ができており、商品を選ぶ時間よりもレジ待ちの時間の方が長く感じた」(40代会社員・熱田店利用客)
大創産業は公式アプリ「DAISOアプリ」をリリースし、各店舗のリアルタイム在庫確認機能を提供しています。しかし、アプリ上で「在庫あり」と表示されていても、店内の広大なバックヤードに眠っているケースや、広すぎるフロアのどの棚番号にあるかまでは完全特定できない場面もあります。また、週末のピークタイム(14:00〜17:00)におけるセルフレジ周りの導線混雑は、大型ショッピングモール併設店共通の構造的ストレス要因となっています。