大反響を呼んだ写真集『FUJI AYAKO』ですが、当初から藤あや子本人がグラビアに前向きだったわけではありませんでした。所属事務所や出版社から最初のオファーを受けた際、本人は「この年齢で水着になるなんて、とても考えられない」と即座に固辞したと、当時の発売記念会見で率直に明かしています。
風向きを変えたのは、著名写真家である浅井佳代子氏との綿密な打ち合わせでした。「いやらしさや単なる露出ではなく、60歳を迎えた女性が健康的に美しく生きている生命力そのものを切り取りたい」という浅井氏の情熱的なプレゼンテーションに心を動かされ、挑戦を決意した経緯があります。さらに、当時はコロナ禍で世の中全体に閉塞感が漂っていた時期でもあり、「同世代や世の中の女性たちに、年齢を言い訳にせず挑戦する勇気を届けたい」という強い覚悟が後押しとなりました。
発売後のネット上の反応は、まさに驚愕と称賛の嵐でした。X(旧Twitter)やポータルサイトのコメント欄には以下のようなリアルな声が殺到しました。
「60歳でこのくびれと肌のハリは異次元すぎる。自分もだらけた生活を見直そうと決意した」
「着物姿の上品さも素晴らしいが、鍛え抜かれた背中と腹筋のラインに本気のアスリート精神を感じる」
「単なる若作りではなく、年輪を重ねた大人の品格と色気が同居していて見惚れる」
Amazonの写真集ランキングでは予約開始と同時に総合上位へ急浮上し、発売直後には緊急重版が決定。グラビアアイドルや若手タレントが中心だった写真集市場において、60代女性のグラビア写真集が異例のベストセラーを記録する社会現象となりました。